河鹿荘は、特別公開中にはお抹茶やおぜんざいをいただける
お休み処となっております。
「河鹿荘」は鞍馬街道をはさんで白龍園の向かい側にあります。 江戸時代の末期の建物と推測され、平屋立てで屋根は杉皮葺です。 中に入ると奥の土間には土間炉が掘られ、中央には大きな五徳があり、珍しい鉄釜が腰を据え、天井からは湯沸かし釜の高下を操作する自在鉤が下がっています。 鞍馬川に、面した窓の軒先には清流が流れ、かじか蛙の美声が聞こえます。 現在の河鹿荘は、古代の風流な生活様式はそのままに、お抹茶やおぜんざいをいただきながら、時を忘れさせてくれる憩いの場所となっています。
現在の河鹿荘
1969年(昭和44)当時の河鹿荘